フリーの中古車バイヤーに必要な資格

ノートとペン

会社員としての自動車バイヤーなら、必須な資格はありません。ですが、フリーの自動車バイヤーとして将来活躍したいなら、いくつかの資格が必要になります。今回はその資格を3つご紹介します。

古物商許可

中古車バイヤーは、中古車(中古品)を仕入れて販売するのが仕事なので、古物商としてあたります。古物をビジネスとして売買し、利益を得るためには古物商許可の取得が必要です。中古車を扱う古物商は「自動車商」と呼ばれ、許可を取るまでのチェックが厳しい傾向にあります。
というのも、古物商許可という制度は、盗品の流通を防ぐ・盗品が出回った場合、出所を把握するための目的で定められたものです。そのため、車のようにビジネスで扱う金額が高額であれば、そのぶん許可審査も厳しくなります。

古物商の許可申請を行う際は、窓口となる営業所を管轄する警察署に、いくつかの書類を提出します。ヒアリングで主に問われるのが、盗難車を見分ける能力・中古車売買に関わった経験の有無・中古車保管場所の有無の3つです。チェックが厳しい旨を認識したうえで申請しましょう。

オートオークション会員資格

そもそもオートオークション(Auto Auction)とは、車をはじめ、さまざまな商品を取り扱う業者向けのオークションです。中古車市場が大きな盛り上がりを見せた昭和末期頃から、その規模は拡大しつつあります。代表的なオートオークション業者として、株式会社オークネット・株式会社ユー・エス・エス・株式会社ベイオークなどが挙げられます。

このオートオークションは、ほとんどの自動車バイヤーが利用しているので、仕入れをコンスタントに行うなら、会員資格は外せません。海外のバイヤーも日本国内で行われるオートオークションを高く評価しています。
オートオークションによってそれぞれ規定がありますが、下記3点の条件を掲げていることが多いと言われています。

  • 古物商許可を取得してから1年以上経過している
  • 不動産を所有する連帯保証人がいる
  • 常設の事務所と展示場を所有したうえで、営業活動を行っている

日本輸出入者標準コード

日本輸出入者標準コードとは、別名「輸入者コード」「標準コード」とも呼ばれます。このコードを所得する大きなメリットは通関が早くなることです。取得すると税関側がコード経由で、過去の輸出入の実績が把握できるため、スムーズに輸出許可がおります。
申請をする際は、日本貿易関係手続簡易化協会公式サイトから申請書をダウンロードしましょう。法人・個人で申請する際は、提出書類が異なります。
法人の場合は、申請書の必要事項に記載後、新規登録申込書・法人印鑑証明書・法人番号指定通知書・振込明細のコピーをそろえたうえで郵送します。6,600円の新規登録手数料が必要になりますので、その点きちんと準備しましょう。
個人で申請する際は新規登録申込書・住民票・振込明細のコピーを添えて、郵送してください。法人の申請と同様、同額の新規登録手数料が必要になります。

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