フリーの中古車バイヤーは大変

車の動画イメージ画像

フリーとつく職業は自由度が高く楽しそうというイメージを強くもつ人もいるかもしれないが、企業に勤めているバイヤーとはまた違う大変さがあると思います。

マーケティングを自分でする

日本・海外と国によって、中古車の価格や需要が全く違います。どの国でどの車が売れるのかを、常に情報収集しなければなりません。フリーのバイヤーとして生きていくためには、情報収集をもとに数字にも強くなければいけません。

例えば違う国に同じ価格でトヨタ車が売れるとわかったとしても、国によって船賃や検査などにかかるコストが違ってくるからです。販売利益をだすには、日本で売る場合と海外で売る場合で原価の差を計算します。

その国のマーケットにおいて売れる走行距離の限界や排気量、車を買いたがる層など、車両価格を算出するための数字とにらめっこの日々です。すべての情報を自分自身で調べるため、フリーのバイヤーは大変ですよ。

大手企業との戦い

車両の仕入れ網や中古車買取店との繋がりなど、やはり大手のバイヤーは強いです。インターネット上で車両売買のプラットフォームがあるので、仕入れから販売までをオンライン上で完結しているらしく、見えない顧客を囲い込まれていると感じます。

これまでフリーのバイヤーは、各地域のヤードに出向いて直接車を見たり、販売員人の説明をきいたりするのが情報収集のルートでした。大手に負けないように仕入先や販売ルートを広げるにはネットを活用する必要があります。

販売ルートに関しても古物商のオークションサイトやマージンをとられる仲介業者の利用にとどまらず、個人事業主として本格的に海外輸出ビジネスをはじめ、海外バイヤーと直接やりとりする柔軟性が必要でしょう。

プライベートとの区別ができない

これは個人的なスケジュール管理の悪さになりますが、日々の情報収集が仕事に繋がるためプライベートとの区別がつけにくいです。

私はプライベートでYouTubeをよく閲覧しているのですが、気がつくと仕事に関する動画ばかり見ていました。車購入を予定している人がYouTube内で検索し購買行動にいたることも多いらしく、視聴回数の多い試乗レビュー動画を見るようにしています。

自社製品を気になっている人に向けた車両解説や製品紹介の訴求動画はもちろん、一般ユーザーが実際の乗り心地を発信しているものもおすすめです。実際に視聴率の高い車は、検討段階で見ているユーザーが多いので、需要があると判断して良いと思っています。
取り上げられているのが新しいモデルであっても、前のモデルの需要があがり中古市場で人気がでるかもしれません。有名ユーチューバーが車を乗っている動画が流れていたら、すぐ仕事モードに入り価格の高騰をチェックしてしまいます。

おかげで、プライベートの時間に今人気の音楽動画や教育系の動画を見ると、すぐに情報収集をしてしまうクセがついてしまいました。フリーの中古車バイヤーは常にアンテナを高くはっていないといけないため、プライベートと仕事との区別がないのはしょうがないと思います。

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