高級なミニバンとして、2020年に初代アルファードは誕生しました。中古車業界でも人気があり、新車時価格が352万円~775.2万円。中古車市場での総支払額は、25.5万円~1,311万円と、古いモデルでも値段のつく車です。
代を重ねるたびに豪華が増す
豪華な大型ミニバンとして登場した初代のアルファードは、新しいモデルが登場するたびに豪華になっています。2008年の2代目ではパッケージングでFFレイアウトを採用。その後、マイナーチェックをしてハイブリッドモデルもラインアップされました。3代目になると巨大なメッキグリルを採用し、当時人気だったヴェルファイアに対抗するかのような迫力あるフェイスになります。
2018年にはさらにフロントフェイスをマイナーチェンジ。メッキのフロントのグリルをさらに大きくして、オラオラ系と呼ばれるぐらいの迫力で人気を集めます。タイヤサイズは3種類。合わせるホイールはなんと5種類をラインアップしています。3代目のマイナーチェンジでは、販売台数においてヴェルファイアを追い抜き、アルファードは高級感に大胆さを手に入れました。
インテリアもカッコいい
アルファードの豪華さは見た目だけでなく、インテリアも魅力です。
フロントまわり
幅広のセンタークラスターは木目調の金属が使われ、大人の落ち着きを感じるデザインになっています。ステアリングは本革巻きで木目調仕様。外観の高級感を裏切らない重厚なインテリアとなっています。
LEDルーフカラー
ルーフには室内全体を照らすLEDルーフカラーイルミネーションを装備。全グレードに標準装備されています。赤や青、緑系など16色の光を選択可能。調光も4段階に調整できるので”華やかに明るく”または”ロマンティックに淡く”などシーンに合わせて車内を照らせます。その他にも、シートのパターンも選択可能。2列目シートがベンチタイプになるタイプや左右に独立したキャプテンシートなど、全部で4パターンから選べます。
安全技術を搭載している
アルファードの外観やインテリアの良さはもちろんですが、安全装備についても抜かりがありません。2017年より、トヨタセーフティセンスを全車に搭載し、歩行者や自転車を検知するシステムがついています。標識を読み取り注意喚起をする、ロードサインアシストも標準装備。グレードによって先行者発進告知機能やサイドエアバックなども追加機能として施されます。
安全技術が標準装備された2017年頃から2020年上半期頃の販売台数は、36597台。対してライバルのヴェルファイアは10697台となっており、アルファードの人気は飛躍的に伸びました。
中古車市場でも高い人気を誇っており、日本国内ではエアロ系の相場が高くでまわっています。対して東南アジアでは、ラグジュアリー系のグレードが売れているようです。そのため、ラグジュアリー系のグレードは海外に輸出され市場であまりでまわらなくなっているようです。