高く売れる車は、中古車市場での人気の高さで分かります。
なぜかというと、中古車バイヤーや買取業者などが買い取った車は中古車店で並べられるので、価格が高い中古車ということは必然的に買取価格も高くなるわけです。
今回は高く売れる車の理由をご紹介します。
買取で高く売れる車とは
車を売却するには中古車市場における需要と供給のバランスを見ることが大切です。どの車の需要が高く、現時点での買取相場を把握しておきましょう。
人気モデルの傾向
新車で人気のモデルが中古車市場でも人気があると考えるかもしれませんが、実際にそうとは言い切れません。現在、日本の中古車市場で人気のある車種は以下の通りです。
・排気量が少ない
・維持費が安い
・性能が高い
これに当てはまるのがステーションワゴンやミニバン、SUVなどの人気が高く、高価買取が期待できます。
一方、新車価格の高い高級車は、排気量が大きいため、中古車購入希望者のニーズと異なり意外に人気がありません。
SUVは人気が続くので高値で売れやすい
SUVについて、2020年9月に自販連(日本自動車販売協会連合会)によるとSUV比率が国内で30%を超えるのではないかと試算を発表しています。
人気が高まるSUVですが、どのSUVでもいいわけではありません。
トヨタ ハリアー
ハリアーは残価率の高い車種として有名で、高級SUVとして人気を集めてきました。その残価率は新車から5年落ちでも50%を超える高価格を維持しています。
ハリアーの場合、グレードとボディーカラーが買取価格に大きく影響することを覚えておくといいでしょう。
人気カラーのホワイトオパールやブラックは、他のボディーカラーより数十万円高くなることが少なくありません。
ファミリーカーとして人気があるミニバン
日本独自の発展を遂げたミニバンはファミリーカーとして人気のある車種です。現在、人気のあるミニバンは普段使いとしての使い勝手の良さと、経済性を高めた車種です。
日産 セレナ
広い居住空間とミニバンの中ではトップクラスの燃費性能が魅力的なミニバンです。2018年には国内のミニバン販売台数で1位に輝くほどで、中古車市場でも人気があります。
日産のミニバンは幅広い人気があるため、内外装ともに程度がよいセレナは5年落ちでも残価率が50%近くあります。
トヨタ アルフォード
ラグジュアリーな室内空間や安定感のある走行性能が魅力の高級ミニバンです。
丈夫で長く乗れるイメージと信頼性から古い年式でも価格が下がりにくくなっています。