中古車を仕入れる利用方法として最適なオークションですが、何かしらトラブルが発生する場合もあります。今回はよく起こり得るケースと抑えておくべきポイントをご紹介しているので、トラブルに巻き込まれないよう、気を付けましょう。
中古車購入時に起こり得るトラブル
落札した車が納車されない
個人オークションで多いトラブルの一つは、落札したクルマが届かないことです。お互いの身元が分かりづらい個人オークションでは、落札した車が納車されずに連絡がつかなくなるトラブルが度々発生しています。このようなトラブルは車に限らず起こり得ることなので、数多くのオークションサイトでは防止策が取られるようになりました。利用を検討するサイトがどのような対策を取っているか必ず確認をしましょう。
不備の車を修理・整備してもらえない
個人オークション・インターネットを介してのオートオークションでは、現物を見ることができません。落札をしたものの、車の状態が当初聞いていた内容と異なる場合があります。外観は特に問題が無くても、車を走らせて初めて分かる不備があるので、納車されたら車のコンディションを入念にチェックしてください。
不備をきちんと対応してもらえるなら有り難いですが、対応してもらえないケースもあるのが現状です。オートオークションの出品票には基本的に車の詳細が記載されてますが、中には検査員の目をすり抜ける場合も考えられます。オークションは便利とはいえ、リスクが高い仕入れ方法であることも踏まえて利用しましょう。
オークション代行業者の中には、落札することを仕事として扱い、返品や修理は対応しないところもあるので、利用する際は見極めが肝心です。
落札価格が実際とは異なり、不要な金額を請求される
オートオークションには一般人は参加できないため、オークション代行を利用して車を仕入れます。ですが、このときの落札価格は公開されません。それゆえに依頼者は実際の状況を確認できないぶん、不当な金額を請求されるケースがあります。実際は90万円で落札したにも関わらず、110万円と偽って金額を請求されることもあるそうです。
トラブル回避のために抑えておくべきポイント
オークション代行業者を利用する場合は、信頼が厚い業者であるか確認することが大切です。営業年数や上場の有無、中古車買取・販売実績が豊富かをチェックしてください。
アフターサービスの充実さも見極めるべきポイントの一つです。もし車に傷や初期不良があったとしても、アフターサービスが充実した業者であれば対応してもらえます。商品として扱えない初期不良の場合は、返品に応じてもらえる可能性も。交渉によりますが気になる傷も無償で修理してもらえます。